こんにちは、やまです。
かつての僕は上司や先輩から指示のあった仕事をこなすだけで手一杯でした。
ミスを指摘されるのが怖かったり、注意されるのを恐れて詰まってもなかなか相談できず仕事も遅れがち。
そのような仕事ぶりを28歳の目前まで続け、評価はいつまでも上がらず、月収も20万円でした。
でも、そんな僕でも今では月収110万円でエンジニアをやっており、
「やまさんにいてもらえて本当に助かります」と身に余るお言葉をいただけたり、
コア機能の開発チームにアサインされたり、課題解決のための相談に乗る機会も増えてきました。
今回は、かつての自分のことで手一杯だった僕が、どのようにして頼られる側になっていったのかをお話ししようと思います。
評価が微妙で収入が低かった会社員時代
当時の僕は端的に言うと、「単なる作業員」でした。
指示のあったタスクをこなすだけで、仕事の進め方もダメダメでした。
- 不明なことがあっても、確認せずに進めてしまう
- 報告も上司や先輩から聞かれるまでしない
- 相談も遅れて納期に間に合わせられない
- その割にはアウトプットも微妙
指示のあった仕事をなんとか終わらせる日々で、「いつになったら評価されるようになれるのかな…」と感じていました。
今でははっきりと言えますが、「周りを意識した行動」をしていませんでした。
- このタスクの背景は何か
- このタスクのアウトプットを受ける人はどんなことを期待しているか
- 会社にとってどんな意味があるのか
タスクの位置付けや目的を考えることができておらず、
その仕事によって、周りにどのような影響があるのかを意識した行動が取れていませんでした。
評価が変わり始めた駆け出しフリーランス時代
ダメダメだった状態から少しずつ変わり始めたのは、「先回りして、周りが動きやすくなるようにしよう」と意識し始めた頃でした。
- タスクの背景や目的から全体の優先度をつける
- チームの進行状況を見て、期日までにどのようなアクションを取るか考えて提案する
- 必要であれば、自らヘルプに回るように打診する
このように書くと社会人として当たり前の行動のようですが、意外とできていない人が多い印象です。
プログラミングスクールでは技術スキルにフォーカスしがちで、こういった動き方を教えることは少ないと思います。
「仕事」として成果を出すには、こういった周囲との連携や先回りの動き方がとても重要です。
この現場ではCTOと直接一緒に仕事するプロジェクトで、ありがたいことに日頃の動き方をとても評価いただけました。
技術力は駆け出しレベルであることは見抜かれていましたが、
「ビジネスとして先に進めるための動き方」を高く評価していただけていたのでした。
「周りが動きやすくなるようにした実績」で単価が2倍になった
その現場で動き方が成果として見えるようになってきて、
他の案件探しの際の面談でも「どのように考えて動いているか」を少しずつ話せるようになっていきました。
その現場はフリーランスデビューの現場で月単価は30万円でしたが、
その現場での「周りが動きやすくなるような動き方」の話を整理して面談で話すと、
次の案件では、2倍を超える70万円でオファーをいただけました。
当時、ちょうど経験2年のタイミングで、技術力的にはそこまで高くありませんでしたが、
「周りが動きやすくなるようにした実績」を評価いただけたのだと思います。
そして、新しい参画先でも続けて「周りが動きやすくなるように」動くことを徹底しました。
- チームで相談しやすい雰囲気を作るため、振り返りでポジティブなフィードバックを積極的に伝える
- 難しい課題に直面したメンバーには、自分の経験をもとにアドバイスを伝える
- チーム全体として早く開発が進むようなアサインを考える
自分の働きかけで少しでもチームが進みやすくなるようにすることをとても大切にしていました。
いつの間にか単価は月100万円を超えた
フリーランスになってから3年が経過した時点で、月単価は100万円を超えていました。
技術力ももちろん上がっていますが、
それ以上に「周りが動きやすくなるように」動くことを続けた結果、評価される機会が増えたのだと感じます。
案件面談でもチームを円滑にする動き方をベースに話すことがデフォルトになりました。
実際に面談で「チームとして早く成果をあげるため、上がってきた仕様をそのまま受けず、影響範囲もきちんと調査した上で考慮が必要な点を整理し仕様としてPdMに提案する」動き方を伝えると、面接官の方から「めっちゃ良いですね!」とリアクションいただけたこともあります。
単に技術力だけではなく、「ビジネスとして成果を出すための動き方」ができるエンジニアは評価されやすいと実感します。
任される人は派手なことをしているわけではない
僕がやってきたのは「能力ではなく、意識次第で行動できること」でした。
- タスクの背景や目的を考え、全体最適を意識して動く
- チームメンバーが困っていれば、自分からヘルプに回る
- チーム状況を見て、自分が必要だと思ったアクションを提案する
上記のような行動は何も高いスキルが求められるものではないはずですね。
しかし、「周りが動きやすくなるように先回りして動く」ことこそが、「任される人」になる要素なのです。
他者のために行動し続けること。
それが結果として、評価や収入アップにつながります。
PS. もっと学びたい方へ
今回のお話以外でも評価され、収入もアップするエンジニアの考え方をメルマガでも発信しています。
月収100万円超でエンジニアをしている僕が日頃どのように考えて行動しているかをお話ししています。
是非チェックしてみていただけると嬉しいです!
また、Youtubeでは「相手のために尽力することが結果として経験になり、収入もアップする」というお話をしています。
技術力を鍛えるのは頑張っているけど、なかなか評価が上がらない、収入も上がるかわからない…
このように悩んでいる方がいらっしゃれば是非見ていただきたい動画です!